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2013.12.05

和歌山パンダツアー

 なめとこ山通信 36

  皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか。さて、今回のなめとこ山通信も、家族旅行の話題となりました。(ネタに困ると、こうなります。)少し前の話ですが、11月の連休に、家族で和歌山へ行ってきました。実は、妻の友人(山で知り合ったというおばさんだそうです。)が、癌の告知をされていたらしいのですが、どうやらこのほど元気に回復されたようで、お見舞いも兼ねてぜひ会いに行きたい! ということで、妻がこの和歌山ツアーを企画したのでした。どうせ和歌山まで行くのなら、ぜひ、パンダを見てこよう! ということとなり、名付けて「和歌山パンダツアー」に、我が家は連休初日の早朝から、張り切って出発したのでした。

 本当なら、飛行機利用が楽だったと思うのですが、まずは新幹線で新大阪へ。早朝の新幹線でしたが、11月の連休初日でしたから駅は混雑していました。東京駅では、カツサンドは「まい泉」がうまいか、「万世」を選ぶべきか、考えている間もなく、乗車です。少し曇っていたので、楽しみにしていた車窓からの富士山は見られませんでした。あ、カツサンドは食べましたよ。「まい泉」を。しかしこれくらいの量なら、どちらも買って、車内で食べ比べれば良かったと思いました。新大阪駅もたいへんな人混みでした。ここで、和歌山方面への特急「くろしお」に乗り換えです。

Koutuu_jr02ところで私たちが乗ったタイプではないのですが、特急「くろしお」にはいくつかのタイプの違う車両があり、そのうちの車両の一つには「パンダシート」なる座席が用意されています。白浜駅で停車している違うタイプのくろしお号に、なんだか座高の高い人が座っているなぁと思って前方から見てみると、それがパンダシートでした。後で確認すると、パンダシートは普通の座席ではなく、記念写真用なんです。全部の車両にあるわけではないのでした。だからそこだけ、変な人が座っている・・・・と、最初思ったんです。(写真は、JRの資料です。記念撮影はさすがに、車両を乗り換えてまで、しませんでした。)

 さて、いよいよ白浜駅に到着です。白浜は、今や「パンダの町白浜」です。日本には11月現在、8頭のジャイアントパンダがいます。上野動物園に2頭と神戸の王子動物園に1頭、そしてここ白浜にあるアドベンチャーワールドには、5頭のパンダがいるのです。白浜駅改札を出ると、さっそく和歌山観光PRキャラクター(いわゆるゆるキャラ)である、「わかぱん」のお出迎えです。「見た目、名前ともに何のインパクトもない。」「普通過ぎるゆるキャラ」と、一部Web上でささやかれている和歌山パンダのゆるキャラ「わかぱん」です。それでも、会えばやっぱり、かわいいです。

 白浜について、この日はアドベンチャーワールドには直行しませんでした。なにしろ、ここ白浜に辿り着くのに、もうお昼を過ぎていましたから、本物のパンダに会うのは明日のお楽しみに持ち越しなのです。まずは周辺の観光名所巡りということで、バスのフリーパスを買い、三段壁という、海岸にそそり立つ高さ50mの断崖絶壁を見に行きました。(本当なら、熊野古道トレッキングもしてみたいところでしたが、それは娘がもう少し大きくなって、時間にも余裕ができた時にとっておきましょう。)
 三段壁は、福井の東尋坊にも似た感じの、絶壁の続く絶景でした。つまりどうやら、自殺の名所のようですね。そのような注意書きや碑もあったりしました。しかし、景色はなかなか素晴らしいものです。遊歩道に沿って歩いて行くと、千畳敷と呼ばれる場所に行きます。こちらは太平洋に面したスロープ状の岩畳です。畳を千枚敷けるほどの広さというその名の由来どおり、壮大な眺めでした。もう一度遊歩道を三段壁まで戻って、展望台のところに三段壁洞窟というのがあるのでそこに入ってみました。洞窟へは、まずエレベーターで地下36mまで下ります。そこにあるのは、かつての熊野水軍の舟隠しの場所であったと伝えられる洞窟なのでした。洞窟を入っていくとまず、大きな弁財天がお祭りしてあります。その先には、江戸時代に掘られていた鉱山の縦穴跡があり、さらに進むと、熊野水軍の水軍小屋に続く道や再現された番所小屋があったりします。そして洞窟をずんずん進んでいると何やら潮の音と喚声が聞こえてきて、最深部に辿り着いてそれが何であるかがわかります。そこでは、太平洋から押し寄せてきた波が洞窟内部に入り、高さと勢いを増して最後に砕け散るという、まるでテーマパークのアトラクションのような演出にも似た光景が展開されていました。動画でお見せできないのが、非常に残念です。あまり近付き過ぎると、波をかぶってしまうので、ご注意ください。娘はこの場所がとっても気に入ったようでした。
 三段壁を後にして、バスで次は「とれとれ市場」というところへ行ってみました。そこは漁協が運営する白浜町の海鮮マーケットで、西日本最大級の敷地面積を誇る市場です。とにかく広い駐車場があり、正面玄関向かいには水族館並みの巨大水槽があって、クエなどの魚が回遊しているという具合でした。しかし、魚を眺めるだけではかえって目の毒、体の毒なのでした。しきりに「ここでお昼を食べたかった・・・・。」と妻は言いました。・・・・そうなのです、私たちは残念ながら特急くろしお車内でも、新大阪駅で購入したお弁当を食べてしまっていたのでした。仕方がないので「まる天」という磯揚げ天ぷらのお店で「たこ棒」を買ってベンチで食べました。そろそろ、今日のホテルに向かいましょうか。
 本日の宿は、白良浜海水浴場のすぐ近くです。チェックインした後、日が沈むまで砂浜で遊んでいました。

 さぁ、2日目です。朝から張り切って、アドベンチャーワールドへと出発です。あいにく、お天気は曇り。でも、ずっと外に出ているわけでもなさそうなので、(園内には水族館がありますし、ケニア号という専用車両でサファリコースをゆっくり一周できます。)なんとかなるでしょう。9:30の開園時間前に到着しましたが、さすがに連休中とあって、わりとたくさんの人が並んでいます。そして開園して、まっさきにやはり、パンダのいるパンダラブという場所へ直行します。外に出ていたのは、2012年8月に生まれた1歳のメス、優浜(ゆうひん)という名前のパンダでした。1歳とは言うものの、すっかり体つきは大きくなっていて、つい先日の11月1日計量記念日にちなんで測定した体重は、39kgだったそうです。パンダは、生まれた時には本当に小さな姿をしており、この優浜は167gしかなかったそうです。1年間で、230倍くらいになっていますね。たしかに、外に出ていた優浜は、ただただムシャムシャと竹を食べています。(それまでは、パンダミルクを飲んでいたそうです。)可愛らしいことは可愛らしいけれど、もう少し動いて欲しいかも・・・・。と思っているうちにポツポツと雨が降ってきました。なので、外から、屋内のパンダ舎に移動してみました。そちらは少し離れたブリーディングセンターというところなのですが、まだパンダの姿は見えません。仕方がないので、海獣館というところでホッキョクグマやペンギンを見ていました。その後、イルカ・ショーが始まるということでそちらの会場に向かいました。そこで行われたのは「マリン・ライブ」と題した、イルカ・クジラのパフォーマンス・アトラクションのような位置付けのショーでした。特に解説や説明はなく、イルカがボンボン飛ぶ、それも人と一緒に飛んだりする、一緒に泳ぐ、といった感じです。スピーディーな展開にとても興奮しましたし、実はパンダよりもずっと楽しめました。イルカ・ショーを見終えて外に出ると、雨は上がっているようでした。もう一度ブリーディングセンターに行ってみると、屋外に出ていなかったパンダも外に出ていて、やはり頻りにお食事中なのでした。(大人のパンダは、基本、食べているか寝ているかですね。)

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 お昼になって、私たちも園内のレストランで食事することにしました。「サファリレストランJambo」というお店です。けっこう混んでいる時間帯でしたが、待ち時間には自由にかぶれる動物ハット(?)が置いてあり、勝手に写真を撮ってみたり、席に着いてからも紙のテーブルクロスが落書き自由(クレヨンがテーブルに置いてありました。)だったり、そのテーブルクロスに、動物クイズが書いてあったのでそれを考えていたりと、いろいろ楽しめました。(クイズは例えば、「キリンの角は何本?」 というもの。私は、2本ではない、ということは知っていました。はい。)娘が注文した料理は、こんなにかわいい煮込みハンバーグ。チーズ好きにはたまりませんね。

 アドベンチャーワールドではこの後、サファリコースを1周するケニア号に乗ったり、お土産を買ったり、他に見逃した動物をとりあえずチェックして、ぼちぼち出口に向かいました。この後は高速バスに乗って、一気に和歌山市に向かい、妻の友人であるHさんMさんご夫婦に会いに行ったのです。
 ところで、白浜~和歌山間は、実際に阪和自動車道に乗るのは南紀田辺ICからで、しかも暫くは上下線で2車線の区間が続いたりする、ちょっと残念な高速道路ということになります。だから、連休の渋滞に巻き込まれたりすると、バスも遅れたりするわけです。それでも、そのことを計算に入れておいて、Hさん、Mさんご夫婦は私たちの降りる和歌山市のバス停で、東京からの客人を待っていてくれたのでした。お会いして、妻から事前に聞いていたとおり、Mさんはコテコテの大阪のおばさんという雰囲気の方でした。ご主人のHさんは、物静かでにこやかな笑顔の素敵な方でした。我々は一度、予約しておいたホテルにチェックインし、再びお二人と待ち合わせして、ささやかな宴を催したのでした。この日はちょうど、日本シリーズで楽天イーグルスが優勝を決めた日でした。一次会のお店を出た後に、すぐ隣のカフェのテレビで、しばらく野球を観戦して、皆でその瞬間を確認しました。

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 すっかり遅い時間になりましたが、すぐ目の前の和歌山城のライトアップが、とても綺麗でした。

 3日目、昨日気になった、ホテルからすぐ近くの和歌山城へ、散策しに行くことにしました。Hさんに言わせると、「和歌山城は、中に入ると百貨店みたいだよ。」とのことですが、はたして。・・・・さすがにお庭は立派で、城壁の石垣も見応えがありました。城内には、二の丸と西の丸を行き来するために架けられた斜めに架かる部屋のような廊下橋「御橋廊下」があったり、不思議な刻印の刻まれた石垣があったり、見所も各所にあります。それではいよいよ、天守閣に登ってみましょう。・・・・。なるほど、お城の内部は、案外整理されていて、言われてみれば一昔前のデパートの中のような雰囲気もありました。
 Hさん、Mさんとはお昼前にもう一度待ち合わせをしていて、今日は地元で評判の和歌山ラーメンのお店に連れて行ってもらいました。和歌山ラーメンの基本は豚骨醤油味のスープに、細麺だとされます。お店によってそれぞれらしいのですが、テーブルの上に「早寿司」という鯖寿司が置かれていて、ラーメンと一緒にそれを食べる習慣があるのだそうです。他にゆで玉子やおでんがあったりします。その一方で、炒飯や餃子等のサイドメニューはほとんど置いてないお店がほとんどだそうです。今回私たちが訪れたお店「正善」も、そんなお店でした。和歌山ラーメン、私は初めて食べたかもしれません。わりとさっぱりしていて、とても、美味しかったです。Hさん、Mさん、本当にご馳走さまでした。Mさん、いつまでもお元気で。

 2泊3日、あっと言う間の和歌山ツアーでした。美味しい料理を食べ、珍しいものを見、会いたかった人と語らい、あっ、温泉にも入ったし、楽しい旅でした。この次、和歌山に行くことがあれば、その時こそは、熊野古道を歩きたいと思います。

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