« 牛の日。 | トップページ | 鳳凰の花。 »

2006.07.26

ハチミツとクローバー

Hachikuro

 スピッツの主題歌と、何人かの若手俳優(女優)さんに惹かれて、見に行ってみる。原作コミックが売れていることも、深夜ではアニメ放映中ということも、知らなかった。ただちょっと、胸のキュンとするような思いが、したかったのかも。・・・・
 高田雅博監督作品。監督は、これまでCMやPVを数多く手掛けてきたクリエーターということらしい。(なるほど映像は丁寧で綺麗。ただ悪く言えば、短い作品を上手につなぎ合わせた印象もあったかな。)原作本に思い入れのある人は、映画をどんなふうに見たのかな。
 純粋で真っ直ぐな心が痛いほどの竹本やはぐみ、片想いが諦めきれない真山に山田、そして天才森田。個性的な登場人物それぞれ皆、輝いているように俺には見えた。なのでわりと、映画は楽しめました。今さら、海に向かって「青春万歳!」とは叫べないかもしれないけれど、ひたむきに自転車をこいでいる青年に、「おう、自分探しの旅か?」って、からかいながらもペットボトルの水を差し出すくらいはしたいなぁって思ったな。いやいや、まだまだ自分で自転車をこいで海に行きたいのかもしれないなぁ・・・・なんてことを、思って見てたのかな・・・。
 青春という言葉の嫌いな人には、お薦めできません。
 仲のいい女の子の友達二人と一緒に、行ってみて。片想い中の人にもお薦め。昔の片想いの思い出を懐かしく振り返られる人にも、お薦めです。

 ところで、映画の終わりの方の、そのペットボトルのシーン。(自転車で旅する竹本くんを励ます宮大工を、中村師童が演じていた。)あれは、原作の漫画ではどう描かれているのかなぁと、ふと思った。つまりは、竹本くんの自転車の旅、自分探しの旅の行く末が気になって、その結末がわかるという「ハチミツとクローバー」第7巻を、買ってきて読んだんだ。
 7巻だけ読むってのは、たぶん反則なんだろうけれど、この7巻を読んでみれば、やっぱり漫画の方がずっと面白いってのがわかったよ。漫画ハチクロの読者世代が、ゴダイゴのガンダーラなんて歌を知らなくたって、面白いものは面白いのだ。以下、ネタバレありだけれど、その7巻の感想。

 

Hachiclo

 漫画では、竹本くんは自転車で走りに走って、宗谷岬まで行ってしまった!(くぅ〜〜。自分にとっても、懐かしい風景だぁ。)宗谷岬に辿り着いた竹本くんが、つぶやく言葉。

  不思議だ
  こんな遠い遠い 地の果てなのに
  じつは
  あのアパートの 自分の部屋のドアと つながっていて
  ドアをあけて 外に出れば
  どこへでも 行けたんだ

  気がつかなかった
  まさか 自分の家のドアが
  「どこでもドア」 だった なんて

 東京へ帰ってきた竹本くんは、もう一つ発見したことがある。「自分探しの旅」には、答えはない、ということだ。
 いや、そもそも、竹本くんの旅は自分探しじゃぁないって自分で言っているのだから(あ〜ややこしぃ!)、答えなどどうでもいいことなのかもしれない。・・・とにかく、答えのないことが答え、という結果も、人生にはあるんですねぇ〜。
 竹本くんが、「自分探し3級」なら、俺は何級なんだろか?って、思ったよ。はは。

|

« 牛の日。 | トップページ | 鳳凰の花。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29037/61785156

この記事へのトラックバック一覧です: ハチミツとクローバー:

« 牛の日。 | トップページ | 鳳凰の花。 »