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2005.12.02

北斎展。

えみ丸さんのブログや、安藤塾長のHPなんかを読んで知ってもいたのだけれど、国立博物館の北斎展が今、凄いことになっているらしい! でも、金曜日だけは夜間入場も出来、その時間帯ならば比較的混雑していないのだとか・・・。本当かな、それ。
で結局、会期終了間際になって、のこのこと出向いてしまった訳であって、お陰でやっぱり夜間でも混雑を引き起こしてしまっているのであって、来なきゃよかったかな・・・とちょっぴり思ったりして。
それでもたっぷり、嫌と言うほど(?)、北斎の作品を堪能できた展示会なのではあった。(「最近見たもの聞いたもの」にも記事あり。)
人混みにはうんざりだったけれど、それぞれの図版の前で、様々な人がうんちくを語っていたり、あるいはあ〜だこ〜だ議論していて、それをこっそり聞くのもまた楽しかったりした。
例えば、「百人一首うばが絵説」という錦絵が数枚あって、そのうちの一つの参議篁の和歌の絵説きをしたものについて、カップルが、「この人たちはいったい、溺れているのだろうか、それとも泳いで楽しんでいるのだろうか?」と頻りに議論していたりした。・・・つ〜か、俺にもわからないんですけど。これって、参議篁の和歌を思い出せれば、これはこうだってうんちくも語れたんだろうけれど、覚えていませんから。国語科の教員だったってのに! で、うちに帰ってから早速調べたよ。
わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよあまの釣船。・・・。結局よくわかりません。歌の意味は、「大海原のたくさんの島々を目指して船を漕ぎ出していったと、人には伝えてくれよ、漁師の釣り船よ。」というほどのものだけれど、乳母が子供らに歌の意味を説明するようにと制作されたこの錦絵を、北斎はどんな和歌の解釈をして描き上げたのかなぁ。北斎の頭の中を覗いてみたい気がした。
それから、安藤さんのHP中でも話題になっていた「琉球八景」中の富士山(!?)。こ、これは・・・確かに富士山ですねぇ〜。北斎の心眼には、沖縄からでも富士山が見えていたんだなぁと、まったくもって感心したのだった。(北斎は、実際には沖縄には出かけていないそうじゃぁないですかっ!)
そうなってくると、我が家での最近の話題は、富士山はいったいどこまで見えたのかってことに。カエちゃんも会場で、「富士山ってのは、名古屋からでも見えるんですか?」と尋ねられたそうだ。そう、あの、「桶屋の富士」で有名な、冨嶽三十六景「尾州不二見原」のことだ。今でも名古屋市には富士見町という地名が残っているそうだから、見えてたんじゃないの・・・? かな。
とにかく、いろんな意味で好奇心を刺激された、楽しい北斎展だった。

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コメント

北斎展行ったのですね
混んでいても行った甲斐があったでしょう
私は1度目は幸いそれほど混んでいない時に、傍で手に取るように見ました
2度目は混んでいましたが、それでも充分に良かったです
3度目も行きたいと思いましたが、それは叶いませんでした(^^;

ところで、ある日突然お祝い言うことになるのかしら?(^^)

投稿: えみ丸 | 2005.12.04 19:08

>えみ丸さん。
御無沙汰しておりましてすみません。
北斎展、実に興味深かったです! 観光地図(?)みたいなものまで描いていたじゃないですか。もしできれば、北斎の生きていた江戸の時代に実際に行ってみたいとも思いました。どんなにエネルギッシュだったことでしょう。

投稿: 山ヤ | 2005.12.04 22:01

やっぱり、空気がきれいな江戸時代には沖縄から富士山が見えていたのでしょうか?

…というのはさておいて、たしか昔読んだ記事で三重県あたりでも見えていたと思います。見る場所の標高にもよるので一概にいえないですが、富士山の高さと地球の沈み込みとで計算によって可視半径が求められるようですね。

で、おめでたい話になったらこちらにも教えて下さいな。

投稿: 安藤 | 2005.12.06 07:31

ううう・・・、東京で北斎展、やってたんですね・・・。行きたかった・・・。

投稿: Mackey | 2005.12.07 00:02

>安藤さん。
なるほど、物理的に計算できる訳ですね。やっぱりどんなに目がよくても、京都や大阪からは富士山が見えないのって、どんな感じなのでしょうね。
ところで、おめでたい話、ですか。どの段階でご報告してよいものやら・・・。
とりあえずブログにご注目を!。

>Mackeyさん。
北斎展は、もの凄い混雑ぶりでしたよ。でも、なかなかおもしろかったです。
Mackeyさん、東京に出てくることとかはないんですか? でも、関西方面にもクリスマスの楽しいイベントがあるじゃないですか。どうぞ素敵なクリスマスをお過ごし下さい!(そしてブログで、ぜひレポートを!)

投稿: 山ヤ | 2005.12.07 13:06

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   パンフレット 国立博物館は、春の弥勒菩薩展以来だった 北斎展は必ず混むからと9時半に待ち合わせ、入場券を買うのに並ぶのも時間のロスと、前もって揃えた さすがに平日の朝はまだ混んでいないと喜んだ  ところが、修学旅行生の一団と一緒になってしまった 私たちは博物館というだけでやって来たので、建物は間違え、ロッカーに荷物入れたりトイレを済ませている間だった 30分くらい他を周ろうかと言っていたら、子供たちは他の館に行ってホッとした この間にもう混み出している 私には浮世の知識がなく、北斎のこと... [続きを読む]

受信: 2005.12.04 18:59

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