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2005.11.10

ジョン・ミューア・トレイル レポ

 なめとこ山通信 5

 みなさん、こんにちは。みなさんは、ジョン・ミューア・トレイルというトレッキング・ルートを御存知でしょうか。それは、アメリカのシェラネバダ山脈沿いにあって、ヨセミテ渓谷からマウント・ホイットニーまで続く、延長およそ340kmの一本の道です。ジョン・ミューアとは人名で、あの有名な自然保護団体「シェラクラブ」の創設者でもあります。彼は長年に渡ってシェラネバダ山中を放浪し、シェラの自然を愛し、守って、後に「自然保護の父」とも呼ばれるようになったナチュラリストです。そのジョン・ミューアの偉業を讃えて、彼の愛したシェラの大自然の中に作られたトレイルが、ジョン・ミューア・トレイル(以下、JMT)なのです。
 このJMTは、三つの国立公園(ヨセミテ、キングス・キャニオン、セコイア)にまたがり、その総延長340km(ほぼ東京~名古屋間)を歩き通すには、速い人で二週間、遅い人で一ヶ月はかかるとされています。その行程には、標高3000mを越える峠が九つあり、いくつもの森を抜け、数えきれぬほどの川を渡ることになるのです。‥‥。そんなトレッキング・ルートのあることを知ってしまった自分には、いつかはJMTを歩きたい! ということが、ちょっとした夢となったのでした。そうなのです、世界中の多くのバックパッカーにとって、JMTを踏破することとは、まさに聖地巡礼の旅のようなものなのでした。
 そしてこの夏、とうとうその夢を実現させる機会がやってきたのです! 実は、6月のデナリ国立公園でのバックカントリー・キャンピングも、JMTでの長い縦走を考えての予習を兼ねてもいたのでした。JMTでのキャンプでもやはり、熊対策が一番の問題で、常にベア・キャニスター(アラスカではベア・レジスタント・フード・コンテナと呼んでいましたが。)を持ち歩いていましたし(これが重かったぁ。)、それからアラスカでは蚊の襲撃に懲り懲りしたので、その対策も万全に備えて行ったのでした。(けれど蚊は、心配したほど多くはいませんでした。)
 8月中旬に自分はアメリカヘ渡り、ヨセミテ国立公園にてJMTを歩くパーミットをとりました。そして、3週間ちょっとの日数で、目的地のマウント・ホイットニーまで歩いてきました。ホイットニーは、アラスカがアメリカに併合されるまでは、全米で一番高い山(4418m)だった山です。(今はアラスカのマッキンリーが、全米の最高峰です。)トレッキング中の食糧は、ほぼ全て日本から事前に運んだり送ったりしました。まず、日本から-緒に持ち運んだ分と、ルート近くの街の郵便局に局留めで送ったものが2ケ所と、全行程を三つに分けたのです。なので初日や、補給後の出発日などは、8日分、9日分の食糧を担ぐわけで、本当に大変でしたが、それ以上に、シェラの大自然は素晴らしく、その美しさに突き動かされて、私は歩けたようなものでした。
 今回の旅では、特にアクシデントには遭遇しませんでした。結局、熊にもあわなかったし、足は一時的に痛くなりましたが何とか歩き通せたし、・・・ビックリしたことと言えば、ほとんど毎日日焼けするほどの好天だったのが、(4000mの峠を越えた)一日だけ、吹雪になったということくらいでしょうか。毎日20kmくらい歩こうと計画を立て、適当な場所を見つけたらテントを張り、沢の水を飲み、湖で顔を洗ったついでに洗濯もし、そうして歩き終えた時には、体重が6kg減っていました。(ダイエットにはぜひ、JMTへ!)

 本当は、もう少し詳しく旅のレポートを報告したいところですが、タラダラと長くなってしまいそうなのでここでは自重しておきます。そのうちいつか、本当に綺麗だったシェラの大自然の写真だけでも、お見せ出来る機会があればなぁと思っています。

追記
写真と文章は、以下のWebページ記事をご覧下さい。
バックパッカーの聖地、ジョン・ミューア・トレイルの旅

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