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2004.07.25

自己責任論

福島県で沢登りに入ったグループが遭難した事故で、23日までに3人が無事保護され、1人は残念ながら遺体で見つかった。4人が入渓した白戸川は、雨が降ると鉄砲水が生じることの多い「怖い川」として地元住民には知られていたとか。・・・ということをニュースで聞いたのか、電話で話をしていた義姉が「だから山に登る人達って嫌なのよね。どれだけ迷惑かけてんだか。あなたも山登りなんてもうやめなさいよ。骨折したって言うだけで、こっちは白髪が増えちゃったんだからね。」と、言ってきた。
ちょ、ちょっと待って下さいよお義姉さん。いったい今回の骨折で、あなたに迷惑をかけましたか? しかもこの骨折と山登りとは全然関係ないじゃないですか。お義姉さんが気に入らないのは、御自身の安穏とした環境を脅かそうとする因子が、身近に(だけど遠巻きにしていられる距離で)存在するという事実であって、それはイラクで人質になった高遠さん達をバッシングして溜飲を下げた(実は卑怯な)一般大衆と一緒なんじゃないですか?!
・・・なんてことを思ってしまった。ちょっと言い過ぎ。ごめんなさい。でもだから、山に出かける時は、こっそり誰にも知られずに、行って帰ってきたいなぁ・・・なんて思ったりもしてしまった。
誰も、山に死にに行くために登りに行くんじゃぁないよ。でも、時には帰れなくなることもある。それは、仕方のないことだと思うんだ。山で死ぬのは、いけないことなのかなぁ・・・。(・・・じゃぁおまえの死体を片付ける人のことを、考えてみろよ、だよね。・・・。)
ちょっといろいろ考えていて、でもやっぱり、野口健さんのWebページで読んだ以下の言葉で、まずは体力作りと準備だなぁと思った。そして説明責任かぁ。俺に足りないのはそこだな。いつも諸先輩方に言われているけれど、HPを作っているのにレポを作らないままでいるのは、登山家としての説明責任を果たしていないことになるかもね。骨折している場合じゃないね。

  昨今、「自己責任」という言葉が独り歩きしている。
 自己責任の名のもとに若者がチャレンジをためらうよう
 な空気を作ってはいけない。何をもって自己責任なのか。
  私は、自己責任とは、自身の決断と結果について、誰
 のせいにもしないということ。そして不測の事態が起こ
 らないように徹底した危機管理を行うということである
 と思う。そしてそれでも万が一、不測の事態に陥った場
 合、それに対する説明責任を果たす必要があるというこ
 とだ。換言すれば自己責任とは人としての尊厳ではなか
 ろうか。これはアルピニストとして、また一人の人間と
 して私が最も大切にしているものである。
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2004/4_0427_a.html

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